マジンガーZシリーズ

 勝手にシリーズと言ってますが、「マジンガーZ」「グレートマジンガー」「UFOロボグレンダイザー」の3つを指してます。マジンガーZがはじまったのが72年12月、グレンダイザーが終わったのが77年2月なので4年以上続いたんですね。
 さて、マジンガーZといえば、思い出すのは一緒に戦ってたのかじゃましてたのかわからない女性型ロボットでしょう。アフロダイA・・だったかな?とにかくすごい。なにがって攻撃方法が胸から発射されるロケット。しかも使ってしまうとそこが空洞になるという・・。巨大ロボットなのにプロポーションがめちゃくちゃいいところといい、攻撃されて倒れる姿が妙に色っぽいところといい、さすが永井豪先生。今ならPTAが黙っちゃいないでしょうね〜。確かグレートマジンガーでも「ダイアナンA」とかいうのが出ていたんですが、これはロケットが連続発射できるようになってました。胸から連続してロケットが出てくる・・・今考えるとすごい絵だなぁ・・。
 敵キャラもインパクトありましたね〜。アシュラ男爵は右半身と左半身で男女別れていたしブロッケン伯爵は自分の頭を自分で小脇にかかえて歩いてるんですから。ときどき落とされたりして。
 私がどれが一番好きだったかというと、グレンダイザーでした。主人公の宇門大介こと、デュークフリードが好きだったんですね〜。キャラクターデザインは荒木伸吾氏だったかな?とにかくかっこよかった。昔からちょい渋めの男性が好きだったみたいです・・・ってこのころ私いくつだ、おい。
 グレンダイザーには兜甲児くん(マジンガーZの主人公)も出ていて、後年読んだ同人誌ではこの二人で遊ばれていました。「大介さん」「甲児くん」・・・って、この呼び方だけでどっちがダーリンでどっちがハニーかわかりますね(^^;)。私の入会していたパロディー漫画のサークル(昔は雑誌などで募集した会員制のサークルで同人誌を作ることも多かったんです)の会長さんがこの二人をお好きだったな〜。島さま、お元気でしょうか・・?

勇者ライディーン

 75年4月〜76年3月放送。
 とにかく「あっきらく〜〜〜ん、すっきだぁ〜〜〜!」・・・につきますねこの作品は。がきんちょだった私は、主人公のひびき洸くんに惚れ込んでいまして、「お嫁さんになりたい!」とまで考えておりました・・・。純粋だったなぁ、あのころは。戦っている姿もサッカーをしている姿も(野球じゃないところがポイント)ちょいと3枚目っぽいところもかっこよかった。神谷明さんの声も最高。キャラクターデザインは安彦良和氏。
 ここで忘れてはいけないのが敵キャラ。美形悪役キャラの先駆け、プリンスシャーキンさんです(私としてはマスク取った顔はあまり好きじゃないんですけど)。声は市川治さん。この方はサンライズ美形悪役4人衆(このあとみんな出てきます(^^;・・どうせ私は美形好き)すべて声をあててみえます。またその声がぴったりなんですね。み〜んな気位が高い感じのキャラばっかりだけど。
 シャーキンが放送半ばで死んでしまったことを私はすっかり忘れていました。この文章を書くのに引っぱり出してきた資料を見て驚いた。そういえば後半なんとか兄弟とかいうごっついのがいたような・・・。記憶のはるか彼方・・どうせ私は美形好き。シャーキンしか覚えてません(きっぱり)。
 ロボットものですから、毎回戦うシーンがあるわけですが、ライディーンにのりこむ時が印象深かったですね。戦闘服(これが赤と青のすごいデザイン(^^;))に身をつつんだ洸くんがバイク(これも改造だ・・だいたい洸は中学生じゃないか)にのって崖からジャンプして空中で一回転してライディーンの一部に溶け込んでいく(フェード・イン!)という今までにない(というかそれからもあまりない)パターンでした。しかし、ジャンプしたあとの崖から落ちたバイクはいったいどうしたんでしょうね・・(藤沢いわく「消耗品」)。
 主題歌も好きでした。「むぁっぶしっいすぉ・ら・ぅおぅ〜〜」・・・BY.子門真人(そう、「およげ!たいやきくん」のあのひとです)。

大空魔竜ガイキング

76年4月〜77年1月放送。
 ・・・はっきりいって私はほとんどみていません・・。覚えているのは恐竜型のでっかい船(?・・たしかこれが大空魔竜)から骸骨の頭が飛んで、手足のパーツと合体して骸骨が胴体のロボット(ガイキング)になったことくらいで・・・この表現、見たことない人が読んだらものすごいホラーみたいだなぁ。あと、主役がサンシローで、金髪のピートさんという人が出ていた。・・これは後に同人誌で読んで知った・・うわぁ。
 なんで今回入っているかというと、藤沢がこのエンディング曲を好きだからです。

超電磁ロボ コンバトラーV

76年4月〜77年5月放送
 「身長57メートル、体重550トン」・・・コンVを知らない人でもこれだけ知っている人もいるんじゃないでしょうか。かなり耳に残るエンディング曲です。しかし何が悲しゅうてロボットの身長体重を知ってなきゃいかんのか。その57メートルの巨体がヨーヨーで敵を攻撃するという(超電磁ヨーヨーという・・そのまんまじゃ)まるでスケバン刑事のようなまじめなんだかふまじめなんだかよくわからないロボット。あ、もちろん攻撃技はもっといっぱいありましたけど。
 めずらしくロボットの話から入ってしまいました。なぜかこの作品だけはキャラよりもロボットのインパクトの方が強くて記憶に残っています。あ、主人公の葵豹馬くんの声を三ツ矢雄二さんがやっていた!・・・オイ、それだけかい。そういえばこの豹馬くんは「あらゆる法律違反を許可する」というとんでもない許可証を持っていました。いいなぁ、私も欲しい。そうしたらやっぱり・・・酒池肉林だぁ!・・・・こういう人間にはくれないでしょうね。キャラクターデザインは安彦良和氏。
 敵キャラはサンライズ美形悪役4人衆二人目、ガルーダ。声は市川治さん。自分がロボットだと知って、母だと信じていた オレアナを自分の手で攻撃して最後は自分を愛してくれたミーア(女性型のロボット)を抱いて炎に包まれる・・・というかなりドラマティックな結末をむかえます。・・・泣きましたね、私は。ただ、このあとも話は続いて、女帝ジャネラとかいうきっっつい女が敵で出てきましたが・・・・そう、私あまり覚えておりません。はい。

惑星ロボ ダンガードA

77年3月〜78年3月放送。
 「すぅ〜き・さ!すぅ〜き・よ!ダンガ〜ド〜エ〜ス〜〜」ってやつですね。
 キャラクター原案が松本零士先生でデザインが荒木伸吾氏。主人公の一文字タクマくんはヤマトの古代くんと同じ髪型です。しかし、さらに同じ髪型のキャプテン・ダンはあの髪の毛をマスクのどこに入れていたんでしょう・・・絶対にあの容積にあのふさふさの髪は入らないとおもうけどなぁ・・。
 さて。荒木氏の描くキャラクターは美しいと思うんですが、極めつけ(と私は信じている)なのがトニー・ハーケン。そう、美形敵キャラってやつです。軍服姿もりりしい、金髪碧眼の貴公子。おお、すごい。放送後半から登場して最終回には自分で太陽に向かってつっこんでいくんですけどね・・。例のごとく、ハーケンに目がくらんで放送の前半あまり印象にありません。困ったもんだ。
 この作品の資料をみていたらダンガードAの身長が200メートルと知ってたまげた。コンバトラーVの3倍以上・・・そんなもん動かすなよ・・。

超電磁マシーン ボルテスV

77年6月〜78年3月放送
 コンバトラーVの後番組。そのおかげで私、最初「ボルテスファイブ」と読めず、しっかり「ボルテスブイ」と読んでました(オープニング聞いて気がつきました)。
 5台のマシーンが合体してロボットになり、異星人と戦うパターンはコンVと同じ。超電磁というエネルギー(?)も同じ。で、コンVがヨーヨーを武器にしていたのに対して、こちらはなんと超電磁ゴマというコマを回して戦っていた。おいおい。でもこれが結構破壊力あったりして。コマとかヨーヨーとかにやられてさぞかし相手も無念だったろうなぁ・・。
 5台のマシーンに乗る5人のうち、3人が兄弟という設定なんですが、この剛三兄弟がまったく似ていない。はっきり言って無理があると思うなぁ。、しかも巨漢の次男だけ九州弁(鹿児島かな?)を使う。不思議だ。
 敵キャラは美形悪役4人衆3人目、プリンスハイネル。声はやっぱり市川さん。剛三兄弟の腹違いの兄という設定・・・う〜む、この人も輪をかけて似ていない。頭に立派な角を持っていて、衣装は首のところにピラピラのついた豪華なマントをはおって、なかなか素敵で派手なお方です。
 当時の子供向けアニメにしては結構シリアスな物語で、結局最後は敵の星で兄弟の父をリーダーにして人種差別に屈していた人たちの反乱が起き、ハイネルは兄弟同士で戦っていたと知って自ら炎の中に消えていく・・というしっかり「ドラマ」な作品だったと思います・・・あら、なんかまじめになってしまった・・。

闘将ダイモス

78年4月〜79年1月放送
 「私にとってダイモスはリヒテルさまに始まってリヒテルさまに終わるのよ!」・・この一言につきますです。はい。
 美形悪役4人衆最後の一人、リヒテル提督。端正な顔はもちろん、腰(というか膝かな)まで届く金色の巻き毛、ローマ時代のような露出の多い衣装に髪飾り(しかも衣装は赤と青)均整のとれた美しい肉体(かなり筋肉質)、そしてきわめつけがその背中の純白の翼!・・・これほどビジュアルのゴージャスなキャラクターをわたしゃ他に見たことありません。しかも声はもちろん市川さん。もうなんともいえず「豪華だわ〜〜〜」です。
 ダイモスの同人誌(もちろん、そっち系のですね。主に一矢&リヒテル)があると知ったのは、本放送のかなり後だったのですが(私はガンダムから入ったので・・)、その世界に結構はまってしまい、再放送を見る頃にはすっかり煩悩の塊となっておりました。本放送の時には「一矢がかっこいいな〜」程度に思ってたのが数年後には「リヒテルさま〜〜美し〜〜!」になっていたという・・・ふ、悲しい女のサガね・・。
 いかん、本当にこのままではリヒテルさまだけで終わってしまう。主人公は竜崎一矢(声は神谷明さん)。リヒテルの妹エリカと愛しあいそれが物語の根底にありさらにドラマを作っていく・・ボルテスに負けず劣らずいい作品で長浜忠夫監督の傑作の一つと思うんですが、いかんせん私の目は腐ってますのでエリカさん、あまり見ておりませんでした。ごめんなさい。しかもこの方、同人誌では結構ひどい扱いをうけていたような(一矢とリヒテルを邪魔する悪者とかすっごく根性悪いとか・・)。ヒロインのはずなのに可哀想に。目立つ兄さんを持ったのが不幸かもしれない。個人的にアイザムさんも好きでした。
 そういえばダイモスはなんと空手技を使うロボットでした。どう考えてもこの関節の動きはできないだろうという攻撃してましたね。やっぱり昔のアニメはすごいぞ。無茶や。


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