間の楔(あいのくさび)

 …いきなりこれです。
 五十音順にしたことをちょっとだけ後悔… --;)。
 どしょっぱなから片岡壊れますけどお許しを… --;)。
 10年以上前に通販のみで販売されたOVAで(これだけで充分あやしいな…)、前後編(後編は「完結編」というタイトル)になっています。
 ごく普通の(?)アニメファンの方だと知らないと言われる方も多いと思いますが、「JUNE」という♂×♂系雑誌に連載していた小説をアニメ化した作品です。…このテの話が苦手、または意味わからんという方はここから先を飛ばして次の作品へどうぞ^^;)。
 原作は吉原理恵子さん。上に書いたように小説JUNEに長期連載されて、その世界(?)ではブームになった作品です。内容もすごく衝撃的でいてドラマチックで、結構重い内容だと思うのですが「読ませる」作品。まとめて読んだ時には…読み終わってぼ〜っとしてしまいました。くさび世界に魅きつけられた感じで。とにかく大好きな作品。
 そんな作品がアニメ化……あやしげな通販専用だろうが絶対欲しいっ!! 受け取りだって平気だっ!1人暮らし万歳っ!! ということで手に入れたビデオは……小説をさらに上回る衝撃度でした…--;)。
 今でこそ普通の本屋で普通にBL小説や漫画が買えたり、BLゲームも増えて18禁的やばいシーンを画面で見る機会も増えてきていますが(それも問題ありだけど--;))、当時はJUNE系自体がまだマイナーで、しかもその作品が画面で動く、しかも声つきでっ!しかもその声ときたら塩沢さんがっ!! あの声で「…まだ足りない…」なんて言っちゃうのよぉっ!!!凶悪に色っぽいぞぉぉぉっっ………おちつけ。美しい絵と素敵な声。そして色っぽいシーン…うふ。簡単に言うとのめりこみました。はい。
 お話はコンピューターに支配された機械都市タナグラ。その歓楽街ミダスにあるスラムのグループのヘッド、リキと、タナグラのエリート、イアソン。交わるはずのなかった二人の路が出会ったことによって生じた歪み・・歪んだ関係、どうにもならない想い。そして想いの深さはやがて狂気を生みだして・・・ああ、書き切れません--;)。あとは小説・ビデオにてどうぞ…すみません。
 キャラ原案は道原かつみさん。銀英伝キャラも綺麗でしたが、またひと味違った耽美度の強いキャラ・・・美しいです。
 で。主人公リキの声を関俊彦さん、イアソンの声を塩沢兼人さんがやっていました。他にも速水奨さんや千葉繁さん・・・私でも知っている声優さんがいっぱい出ています(#^^#)。今考えるとなんて豪華なキャスティング。それぞれが個性的で魅力的な声で、作品をもりあげています。

 関さんはこのサイトのメインカテゴリの一つである「世紀末ダーリン」で耕平さん役をされていて、特に相方が大FANです。私がまだダーリンをあまり知らないころ、電話で彼女とダーリンのCDの話をしていて関さんの名前が出た時、私が「あ、くさびでリキやっていた人ね」と言ったら…絶句された^^;)。ごめん、もとのり。だって強烈だったんだもの。今だったら「土井先生の人だ」って言うね^^)。

あしたのジョー

 泪橋の英雄、矢吹ジョー。あまりにも有名なボクシングものです。
 が…実は片岡、格闘技は苦手です^^;)。あしたのジョーも毎回はみていませんでした。…というか、一作目の本放送時はまだお子様でしたから・・・。再放送と、あしたのジョー2という二作目を時々という程度。二作目は杉野昭夫氏のキャラのせいか、画面がキラキラしていたのがとても印象的でした・・・^^;)。汗の飛び散り方がエースをねらえ2と同じ。そういえばカーロス・リベラの声を中尾隆聖さんがやってた…それがどうしたと言われたらそれだけなんですけど。矢吹丈の声はあの、あおい輝彦さん…今からは考えにくいかも。最近は「あおい家はあかい箱」ってCMの印象が強いですね(私だけか?)。でも「へへっ」って笑う時の声が好きだったなぁ。
 あ、あと歌が好き。一作目の尾藤イサオさんのダミ声(失礼)もいいし、二作目の「み・あ・げれ〜ば〜〜星のよぉにぃ〜〜」っていうのも好き。
 ジョーといえば、超有名なあのセリフも好きです。
「立て〜〜!立つんだジョー〜〜!!」
 ・・・段平のオヤジさん、好きだわ。

アルプスの少女ハイジ

 ご存知、世界名作劇場シリーズ。
 子供の頃、日曜の夜のこれと土曜日の「日本昔話」と「8時だよ!全員集合!」を見なきゃ始まりませんでしたね。ちょっと大きくなったら「Gメン75」や「ウィークエンダー」なんかも見せてもらえるようになったりして。あのころは大霊界のおじさんもカッコよかった。
 脇にそれました・・・・私が見て覚えているのはハイジのほかに、「やまねずみロッキーチャック」「母をたずねて三千里」「フランダースの犬」「あらいぐまラスカル」「ペリーヌ物語」などなど。他にもあると思いますが(確か南の島のフローネとか赤毛のアンとかあった気が…)、成長とともにあまり見なくなりました・・純粋じゃなくなった証拠かしら・・・
 どれも名作だと思うんですが、ハイジは特に印象が強いですね〜。
 まずオープニング。あの巨大なブランコはいったいどこからぶら下がっているんだろう・・・という素朴な疑問は置いておいて、あのブランコや雲のベッドには無理としても、ハイジの干し草のベッドには一度は寝てみたかった。お日さまのいいにおいがしそう^^)。
 ハイジやクララもかわいいし、ペーターやおじいさんも好きでした。ロッテンマイヤーさんも、今思うとなかなかおもしろいキャラだし。ハイジをフランクフルトに騙して連れていったおばさんだけはやっぱり好きになれないけど。
 でもなんといっても動物達が最高!雪ちゃんも好きだけど、セントバーナードのヨーゼフがとにかく好き〜〜〜!!あのあくびがなんともほのぼのしていて、癒し系。ああ、むぎゅ〜〜って抱きついてみたい〜!!。
 そういえば、昔うちの近所のパン屋さんで「ハイジの白パン」というのがありました。何も入っていないパンなんだけど、柔らかくていかにも名前のイメージで結構好きでした。久しぶりに覗いてたらまだ売っていて・・・今度うちのおばあさんに買ってみようかな。

宇宙戦艦ヤマトシリーズ

 アニメは「子供の見るもの」だった当時、「青年層以上の人が見ても十分面白いアニメ」で、しかも大ヒットした作品。大抵の人が名前だけは知っているんじゃないでしょうか。原作は松本零士氏。大御所です。
 確か、第一作目は最初テレビシリーズで、その後映画になって。テレビ放送はあまり覚えてないけど、小学生の時に映画館で「宇宙戦艦ヤマト」「さらば宇宙戦艦ヤマト」「海のトリトン」の3本立てを父と見に行きました。総上映時間6時間以上・・・。しかもトリトンは封切りだったはず・・・今なら考えられない。アニメの地位が低かったんですね。
 その映画。長時間座りっぱなしでお尻が痛くなりながらも、「さらば・・」では感動してしまった私。特に後半の戦闘シーンでいろんな人が死んでしまうところでは泣きっぱなしでした。最後のシーンは確か無声で、主人公、古代くんがヤマトで突っ込んでいった時の光がものすごく印象的で…。う〜〜む、名作です。
 が、しかし。
 そんな感動的結末を迎えたはずのヤマト・・・続くんですな。
 主人公が死んだのにどうやってと思うでしょうが・・・なんと生き返るんです。
 生き返るのとは少し違うか。「さらば・・」と似たようなキャラ設定とあらすじで、主人公が死なない結末を迎える「ヤマト2」というテレビシリーズを作ってしまったんですね。まさに「掟破り」--;)。おかげでしばらくアニメ雑誌なんかでは、死んだはずの人間が生き返る(または実は死んでなかった!っていう)ことを「ニシザキる」とか言われていました(ニシザキさんはヤマトの総指揮をしていた人です)。
 そのヤマト2。突っ込みどころ満載です。
 特にテレサ。さらばでは反物質の体で、空中に浮いた光り輝く美しい肢体で、いかにも「手の届かない存在」って感じでしたが、2では光っているけど普通に服を着ていて大きさも地球人と同じ。やっぱり美人なんだけど。で、なんといっても島くんと恋に落ちてしまう。・・・いえ、恋に落ちるのはいいんですけど(古代くんのお兄さんもスターシアと子供作ってたもんね)。お話の中で宇宙で遭難(?)した島をテレサが助けたシーンがあって、意識のない島の体に点滴のチューブみたいなのがつながっていて、その端がテレサにつながっていて・・・輸血!? 島くんまで光ったらどうする気だっ!? テレサの血液型って?っつーか、異星人だろうっ!? テレサも「もっとあげるわ」とか言っちゃってる場合じゃないだろうっ!? その上、これは私の記憶違いかもしれないけど、チューブを通る液体は透明で、テレサはそのチューブを口元に持ってくわえていたような・・・唾液っ!?
 あげあしとりはこのくらいにして、この「ヤマト2」の後、ヤマトシリーズはさらに続きます。
「新たなる旅立ち」…テレビの特番(というのか?)。1時間半位の長編だった。
「ヤマトよ永遠に」…劇場公開
「ヤマト3」…テレビシリーズ
「完結編」…劇場公開
 です。
 
 「新たなる…」は一作目で地球に救いの手をさしのべたスターシャが再登場。古代守との間にサーシャという女の子をもうけていたり。おにーちゃん、えらいぞ。前半で、デスラー総統が自分でガミラス星を壊してしまう(実際は謎の敵の影響だったらしいが)というちょっとお間抜けさんになっています。「ああ、我が故郷がぁ〜!」…ってお前だろう、攻撃したの。
 そういえば、最近PS2でヤマトのゲームが発売されて、そのキャラだけをHPで見ましたが…うおぉっ!別人だ!特に守お兄ちゃん!あれじゃハーロックだ。格好いいけど。
 「ヤマトよ永遠に」は、新たなる…で謎の敵だった暗黒星団帝国が地球に攻めてくる話です。古代くんと雪ちゃんが離ればなれになるのが新鮮でした。空中で古代の手をはなれて雪が落ちていくシーンの指の描写が細かかったり、落ちた雪に続いて古代がヘリから飛び降りようとしたのも「彼らしかった」り(もちろん誰かに抱えられて止められてましたが)。しかし、あの高さから落ちてほぼ無傷だった雪ちゃんもよく考えるとすごい。敵キャラ異星人の目の周りが黒くて、人相の悪いパンダのようだったのもご愛敬。アルフォン少尉も格好いいけどやっぱりパンダだし。驚いたのがサーシャが1年で17歳に成長していたこと。イスカンダル星人は1年だけ成長が早いとか…いくら何でも設定に無理があるだろう…--;)。ま、可愛いからいいか。
 「ヤマト3」は…実はあまりよく覚えてないです^^;)。揚羽さんという美形と大門くんという明るい子がメインだった気が……。それだけかい。
 「完結編」は映画館に見に行きました。もうここまで来たら最後までつき合うしかないぞって感じですね。頭にこびりついて離れないのが…最後の雪ちゃんの花嫁姿&…Hっぽいシーン。いくら顔だけといってもものすごく悩ましくて…ヤマトなのにいいのかっ!?と思いましたね^^;)。案の定(?)テレビで放映されたときはカットされてました。それはそれで残念だったけど…。

 最後の「完結編」を映画館で見たのは、小学生の時にみた「さらば・・」から8年近く後でした。よく引っ張ったもんだ。ついつい全部見てしまった自分もなんだけど。
 文句たれながらも、結局好きだったんですねぇ。

宇宙海賊キャプテンハーロック

 頬の傷に鋭い眼光、髑髏の海賊旗を翻し、友の残した宇宙船アルカディア号で命知らずの仲間と共に宇宙をさすらうその男の名は宇宙海賊キャプテンハーロックッ!べべべんべんべんべん……(←三味線の音)・・・となぜか浪花節になってしまいましたが、ハーロックです。カッコよいですね〜〜。男の中の男っ!って感じです^^)。
 原作は松本零士氏。テレビ放送は70年代ですが、ハーロックのキャラ自体は後の「銀河鉄道999」でも出てきますし、「我が青春のアルカディア」という映画になったり、「無限軌道SSX」というテレビシリーズにもなりました。松本ワールドの中で彼は「男が一度は憧れる男」じゃないかと思います。
 第一作がテレビ放映当時は私もまだ小学生のお子様だったのですが、近所の一つ年上のお姉ちゃんがアニメ好きで、よく一緒にテレビを見たり本を見せてもらったりしました。それが今考えると彼女は小学生ながら渋い趣味で「こういうハーロックみたいな人が最高にカッコイイんだよっ!」と繰り返し私に教え込み……あ、そういえばリヒテル様とかトニーハーケン様とか教えてくれたのもこの人じゃないか。そうか、私のおじさん好み&美形好きはこのお姉ちゃんのせいだったのかっ!うわぁ…結構ショックな事実に今気づいた…--;)。
 気を取り直して。今更だし。
 第一作では、ハーロックは堕落しきった地球を離れて宇宙をさすらうおたずね者の海賊。この地球を狙うのが女ばかりの異星人マゾーンとその女王ラフレシア。マゾーンの攻撃に堕落した地球人はなすすべもないが、地球を捨てたはずのハーロックがその地球を守るためにマゾーンと戦う……地球には亡き友トチローとエメラルダスの娘、まゆがいる…。
 敵のマゾーンは植物から進化した生命体で、死ぬときは青い炎をあげて燃えます。植物のせいか女性ばかり(おしべはどうしたんだろう…)で、しかも美人が多い^^)。髪の長い妖艶な松本美女が山ほど出てきます。原作が青年誌に連載されていたせいか、当時のアニメとしては裸体もけっこう出てくるし(といっても松本美女のヌードですから色っぽいというより綺麗な感じでしたが)、ハーロックとマゾーン美女とのキスシーンもあったりしました。
 今までのアニメでは「悪い異星人が攻めてきた!やっつけろっ!」って感じが多かったのですが、敵の女王ラフレシアも自分たち星がなくなり一族を率いて宇宙をさまよい、マゾーンの命運を賭けて戦ってるわけで…完全に「悪役」って感じじゃなかった気がします。ハーロックも敵と戦っても地球から歓迎されるわけでもなし。最後もマゾーンが地球から去って、ハーロックもミーメと共に地球から去ってしまう…。最後までアウトローを貫く男。
 そういえば、敵は美女軍団だったけど、味方は…ハーロックとミーメ、蛍ちゃん、台場くん以外は見事に4頭身キャラだったなぁ^^;)。ハーロックが余計かっこよく見える視覚効果か。でもプラモ好きのヤッタラン副長なんかも味があって(?)好きでしたね。
 この第一作で特筆すべきが「Ram」とかいう武器。アルカディア号の先端にばかでかい刃が出て、相手の宇宙船に体当たりして破壊するという攻撃……そりゃいくらなんでも無茶だろう…さすがに映画版のアルカディア号にはなかった^^;)。
 「我が青春のアルカディア」は、ハーロックが海賊になる前の話です。トチローもエメラルダスも出てきます。そしてハーロックの恋人マーヤ。美人です。一見はかなげなメーテル(?)、でも芯の強い女性。最後はハーロックの腕の中で息絶えてしまうのですが…。
 映画では特にハーロックの生き様が描かれている気がしますね。なんというか、ホントに「男の中の男」……アルカディア号万歳!!!(←かなり混乱)

海のトリトン

 手塚治虫氏の代表作の一つです。トリトンくんがかわいいぞ……それだけかいな。
 緑色の髪をした少年トリトンはポセイドン族に滅ぼされたトリトン族の生き残り。赤ん坊の時にじっちゃんに拾われて育てられたが、ある日白いイルカのルカーに出会い出生の秘密を知り、共にポセイドン族と戦うことになる……という話です。すごい大雑把--;)。
 本放送時は私も小さかったので見ていませんでしたが、上でも書きましたが小学生の時に宇宙戦艦ヤマト・さらば宇宙戦艦ヤマトと一緒に3本立てで映画館で観て好きになりました。なぜか印象的だったが、タツノオトシゴみたいなの(マーカスというらしい)が「トリトンガキタ」とかいって光るところ。…なんでそんなものをよく覚えてるんだろう、自分でも不思議だ。
 この作品も歌が好きです。「すーいぃへーいぃせーんのおわりには、あああ〜〜〜」ってやつです。いい歌です^^)。

うる星やつら

 男性陣中心に大ヒットした作品です。とにかくラムちゃんがかわいかったですね^^)。その他の登場人物もすべて個性的。
 高橋留美子氏の原作で、現在は国際的に有名な押井守氏が演出やら映画の監督やら何やらをしていました。テレビシリーズは相当長い期間放送していましたね〜。息の長いヒット作でした。
 当時私の周りのアニメ好きの男の子の間では、明るいラムちゃん派と、同じ高橋留美子氏の「めぞん一刻」に出てくるしっとりした雰囲気の響子さん派がいました。そういえばイベントに行くと頭に角をつけてトラ柄ビキニを着た女の子が結構いて目の保養になったりしていましたね〜。どこかで成人男がこのコスプレしていた時は頭痛がしたけど…。
 異星人の女の子ラムが惚れたのが、ど〜しよ〜もなく女好きで「世の中のねーちゃんはみーんな俺のもの〜!」な勘違い男、諸星あたる。追いかけられると逃げてしまうのが男の性なのか、熱烈なアタックをするラムからは逃げるあたる。この二人を中心に、しのぶや面堂、ランちゃんや弁天、おユキ、メガネ、サクラさん、錯乱坊etc.の個性豊かなたくさんのキャラが様々な事件、面倒をおこしてゆきます。テレビシリーズのほとんどがどたばたとした話だったけど、楽しかったですね。そういえばまともなキャラがいないなぁ。まともそうでもどこか変。私は弁天さまが好きでした。この作品に出てくるどの男よりもカッコよかった。もとのりのご贔屓も同じく弁天さまと竜之介。
 何本か映画にもなりました。私が見て好きだったのは最初の映画「オンリー・ユー」でした。小さいころに見知らぬ女の子と影ふみ遊びをしたあたる。実はその女の子エルは異星人で、彼女の星では影を踏むことは求婚を意味することだったから大変。成長したエルが宇宙船であたるを迎えに来て…というストーリー。連れ去られた…というか、ついてっちゃったあたるを取り返しにラムががんばるんだけど、最後の方で窓を割って(?)あたると再開するシーンがなかなか感動的。ま、終わり方は「…この男は〜〜--;)」って感じでしたが。
 そういえば、このエルの趣味ってのが「いい男コレクション」。コールドスリープみたいな方法で気に入った男を保存・陳列しちゃう。おっそろしいけど、案外基本的には女の夢かも^^) ……私だけですか?
 映画はこの他に「ビューティフル・ドリーマー」と「リメンバー・マイ・ラブ」を観た…はず……。実家の本棚に映画のパンフレットがあるので観たはずなんですが、どういうわけかまったく記憶にないんです--;) 。パンフを読みかえしても思い出せない… とうとう呆けたか、片岡。相方のもとのりは「ビューティフルドリーマー」が好きだと言っていたので、もしDVDとか出ていたら観てみたいですね。
 で。昔から思っていたことをここで叫んでおきます。
「…ラムっ!こんな男もう見限れ〜〜!!」
 でも彼女にはあたるが最高なんでしょう。恋は盲目。あばたもえくぼ。でも本人がしあわせならいいのかな。

 

エースをねらえ!

 女の子向けスポ根ものの代表作だと思います。マンガもアニメも大好きでした^^)
 私が小学生のころ大ヒットして、岡ひろみやお蝶夫人に憧れた女の子で中学入学時のテニス部は大所帯でした^^;)。運動音痴の私には無縁でしたが。第一、藤堂さんみたいな人がいないし。……不純すぎ?
 で、いきなりですが質問です。「お蝶夫人」の本名はなんでしょう?
 先日このエッセイのことを考えていたとき、私はこの名前が思い出せなくて数時間気持ち悪い思いをしました^^;)。もとのりに上の質問をしたときも同様。お蝶夫人という名前のインパクトが強すぎです。
 皆さんはすぐにわかりましたか?答えは下の方に^^)。

 原作は山本鈴美香さん。マーガレットに連載されていて、70年代にアニメ化「エースをねらえ!」、数年後に「新・エースをねらえ!」が放映されました。最近上戸彩さん主演でドラマ化されたので、若い人も知っているんじゃないかと。藤堂役の吉沢悠さんがどうしてもハムテルさん(動物のお医者さん)に見えてしょうがない私…。第一印象って怖い。
 キャラクターの華麗なイメージから、実写にするならタカラヅカかなぁとか漠然と思っていたんですが、よく考えたらあの麗しいメイクの下がスコートやらジャージ……アンバランスにも程がある--;)。もとのりに言ったら「羽とか付けてゴージャスにするとか」…ジャージにか。羽つけてスパンコールで飾って美川憲一が着てもジャージはジャージだ。大体、ジャージに羽つけて大階段に整列ってのは……ヅカファンの人、ごめんなさい。というか、ファンじゃなくても見たくないビジュアルだわな。
 ためいき倶楽部は遠距離電話なのにこんな話題で盛り上がっていました--;)。
 閑話休題。
 テニス王国、西高テニス部に入部した岡ひろみは先輩に憧れる一年生。そのテニス初心者のひろみを、新しく来たコーチ、宗方仁が選手に選んだことから歯車が回り出します。厳しい練習と先輩や同級生の冷たい目。憧れのお蝶夫人にまで冷たくされて……やめてやる!と何度も思うけど、コーチが自分を虐めているわけでなく本当に見込まれて厳しくしていることに気づき、信じてついていくようになり、また親友のマキや男子部のスターの藤堂にも励まされ、お蝶夫人もひろみを認めてくれるようになって、根性でがんばるひろみは徐々に頭角をあらわしていく……みたいな話です。
 それまでのスポーツ物にありがちな「必殺技」ってのはありません。「アタックNo.1」の木の葉落としとか、「スマッシュを決めろ」のローリングフラッシュとか(…マイナーですか?私は好きなんですが)、大リーグボール一号とかタイガーショットとかギャラクティカマグナム(あ、これ球技じゃないか)なんてのも出てきません。ホントに努力だけで普通に(?)上を目指していくのが結構身近に感じられるポイントでしょうか。必殺技も小さいうちは真似したりするんですが、大きくなると「できるわけないじゃん」の一言で終わってしまいますから^^;)。
 アニメの「エースをねらえ!」は確かひろみがお蝶夫人に試合で勝つところまでで、「新・エース…」の方は宗方コーチが亡くなるまでだったと思います。原作はそれ以降も続くんですが。漫画のコーチが亡くなるシーンはすごく泣けた憶えがあります…。日記に一言「岡、エースをねらえ!」と記して息絶える宗方。それを知らないはずのひろみは海外遠征に向かう途中でコーチの声が聞こえる…。ああ、せつないわ。
 この作品ではひろみを支える藤堂さんにすごく惹かれました。優しいだけじゃなく真剣に彼女のことを想っている。…いいなぁ。お蝶夫人も華麗で好きでした。彼女の問題はどう見ても高校生に見えないことでしょうか。叶姉妹がセーラー服を着てるくらい違和感…それは双方に失礼か…--;)。
 最後に。お蝶夫人の本名は「竜崎麗華」。名前までゴージャスです。 


HOME

INDEX

NEXT